大阪府堺市立中学校・全43校の生徒約20,000名に『あすけん』の提供を開始いたします
当社は、大阪府堺市と連携し、堺市立中学校全43校に通う約20,000名の生徒を対象に、中学生の利用に特化した「あすけん学校教育向け」を、2025年11月1日(土)より全国で初めて導入します。
近年、コロナ禍や生活様式の変化により、中学生の食習慣や栄養バランスの偏りが社会課題となっています。たとえば、農林水産省「令和5年度 食育白書(食育推進施策)」内の「小・中学生の朝食欠食率の推移」によると、朝食欠食率は近年増加傾向となっており、小学生6.1%(2019年:4.6%)、中学生8.7%(2019年:6.9%)となっています。(※)
※出典:農林水産省ウェブサイト(https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/attach/pdf/r5_wpaper-52.pdf)
当社は、学校給食の運営およびPFI事業に関する業務を行う当社のグループ会社、株式会社ジーエスエフが堺市で学校給食センターの運営を担っている実績を背景に、ジーエスエフとともに、堺市に対し、給食提供に加えた食育推進および健康支援策を提案し、「あすけん学校教育向け」の全国初となる導入の運びとなりました。
「あすけん学校教育向け」を活用することで、生徒自身が日々の食事内容を記録し、管理栄養士監修のアドバイスを確認しながら、自らの食生活を客観的に振り返ることができます。食事記録を通じて食生活への関心が高まり、健康的な食習慣を主体的に身に着ける「食の主体的な学び」の定着を支援し、生涯にわたる健康的な食生活の実現、健康の保持・増進をサポートします。
■「あすけん学校教育向け」の概要
「あすけん学校教育向け」は従来の『あすけん』を学校の授業の場で利用することも踏まえ、中学生の食育に対応した内容になっています。
<主な特徴>
・給食メニューを登録:昼食メニューとして堺市立中学校の給食メニューが『あすけん』へ事前に登録されており、生徒は簡単な操作で食事記録および栄養素の確認を行うことができます。
・成長期に対応した栄養管理:日本人の食事摂取基準(2025年度版)に基づき、15歳未満の成長期に必要な摂取カロリーや各種栄養素の基準値に対応。生徒は自分の成長に必要な栄養素を簡単に把握することができます。
・食の学びに特化した機能に限定:「食事記録」「摂取栄養素グラフ」「食べたもの栄養素ランキング」「食事バランスチェック」など、食に関する理解を深めるための機能を提供。通常の『あすけん』で提供している目標体重設定、ユーザーが自身の食生活を投稿する「みんなの日記」機能、広告表示、有料プランへの案内などは一切含まれず、教育現場でも安心してお使いいただけます。
・ライフステージに合わせたアドバイス:部活動や勉強など、中学生の日々の活動と必要な栄養素の関連性を紹介。これにより、子どもたちが自身の生活と栄養素のつながりを認識し、食について主体的に考えることを促します。
・ご家庭での利用も可能:授業では基本的にパソコンで『あすけん』を使用しますが、アカウント情報を入力すれば、保護者のスマートフォンなど、別端末でも使用いただけます。これにより、ご家庭での食事内容の参考にしていただいたり、ご家庭で食を学ぶきっかけとしてお役立ていただくことができます。
詳細は以下をご覧ください。
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